目の前に大好きな人がいて、彼に優しくしてもらっても素直になれない…。
今回は、好きな人に甘えたり、ストレートに好きという気持ちが出せない女性を取り上げます。
強気な部分は表に出せるのに、自分の弱さや可愛さを出すのが苦手な女性は、自分で自分のことを「可愛くない女」と思いがちです。
彼氏に甘えてみたいと思ってもできない…。
そんな女性には、どんな心理が隠されているのでしょうか。
しっかり者を演じてしまうクセ
人の性格というものは、先天的なものに、後天的なものが加えられて出来上がっていきます。
つまり、生まれ持った性格の上に、環境で新たに作られた性格がプラスされて、あなたという人格があるということです。
生まれたての赤ちゃんは、まわりに気を使ったり、演じるということはありません。
甘えたいときは相手の状況なんて構わずに甘えますし、泣きたいときは好きなだけ泣きます。
だから本当は、人はみんな『甘えん坊』なんです。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。
そういう感情を出したい放題に出すことは、本当は誰にでもできることだったはずなんですよね。
でも、だんだんと大きくなっていくにつれて、自分が置かれた環境や、まわりの人たちとのいろんな経験の中で、感情的な自分を抑え込むということを覚えます。
人がどんな経験をするかは、その人によって違いますが、長い期間我慢してきた人というのは、自分を抑えるのがクセになり、本当の自分を表に出す方法がわからなくなります。
まわりからは「しっかり者」という評価をされてしまい、ますます素直になれない女が出来上がっていきます。
素直になれない女の特徴
- 姉として育ち、弟や妹のお手本を演じてきた
- 一人っ子として育ち、親や祖父母の期待を背負ってきた
- 親が厳しくて、甘えることができなかった
- 両親の離婚など、何らかの苦労を背負ってきた
- 我慢強い
- 責任感が強い
- プライドが高い
- 頑固な性格
- 辛いときや悲しいときでも人前で涙を流さない
- 「大丈夫」が口癖である
- 疲れていても笑顔を絶やさない
- 自分のことを可愛くないと思っている
素直に感情を出すきっかけ
寂しいという感情や甘えたいという気持ちを表に出せないのは、先にも述べたように、生まれながら持った性格ではありません。
自分の感情が出しにくいという環境によって、『後からつくられた性格』です。
ただ、同じ問題を抱えた女性であっても、多くの場合は恋をすることによって、素直な自分を出せるようになっていきます。
彼氏に大切にされ、可愛がられ、どんな悩みでも打ち明けられるという経験をしていくうちに、『他の人の前では意地を張っていても、彼氏の前でだけは自分が出せる』というふうに変化が生まれていきます。
ところが、中には恋愛経験を積んでも、異性に対して素直になれない女のままという人もいます。
その原因は、過去の苦い恋愛経験の中にあります。
特に、自分がまだ恋愛初心者だった頃に、異性に対して抱いた感情はトラウマのように記憶に刻まれます。
たとえば初恋の人にひどい振られ方をしたとか、初めて付き合った彼氏があなたの気持ちをしっかりと受け止めてくれないタイプの男性だったといったことです。
恋は本当の自分を表に出す、大切なきっかけです。
過去の男性がどうだったかは早く忘れ、今好きな人にだけ気持ちを向けて、自分を出すきっかけを掴みましょう。
甘え上手になっていく方法
- 少しずつ感情を言葉にして伝える
- 彼氏にあなたのどこが好きかを教えてもらう
- 彼氏にあなたの良い部分はどこかを教えてもらう
- 言葉に出すのが無理なときは、黙って手をつなぐなど、『行動』で気持ちを表す
- 彼氏と一緒に感動的な映画を観て、彼の前で泣くという経験を積む
長く自分の感情を出してこなかった女性にとっては、急に素直な態度になるのはハードルが高いですね。
いつかたっぷりと甘えられる女性になっていけるのが理想ですが、最初は少しずつ気持ちをオープンにしていきましょう。
たとえば、いきなり「大好きー」「会いたい」などのセリフは言えないですね。
「今日は疲れた…」くらいの簡単な感情から出していくようにすると、徐々に素直に感情を伝えられるようになっていきます。
そして今度は、素直になれない女がよく使う言葉、「大丈夫」「別に平気」「ほっといて」などのセリフを封印してしまいましょう。
まとめ
彼女が弱音を吐いたり、甘えた態度や言葉を出すと、彼氏は『可愛いな』と思ってくれます。
可愛いと感じることによって、彼女に対する愛情も高まっていきます。
また、彼女が素直になることで、彼も自分の感情が出しやすくなるという効果があります。
彼が何かに悩んだり疲れたりしたとき、力になってあげたいですよね。
彼の心に寄り添って、彼の力になりたいのであれば、彼だけに素直になることを求めるのではなく、自分も正直な気持ちや、等身大の自分を彼の前で出していくようにしましょう。