「私たちなら距離があっても大丈夫。」
遠距離恋愛を始めるときにはそう信じていたけれど、彼と離れている時間が長くなるにつれて不安がだんだん大きくなってきた…。
そんな女性はたくさんいるのではないでしょうか。
遠距離恋愛は上手く続かないもの、難しいもの、と弱気になるのは仕方のないことかもしれません。
でも、彼との愛をふたりの距離だけで測ってしまうのはもったいないこと。
遠距離恋愛中の彼と心の距離を近づけるためにできることを4つご紹介します。
束縛しない
離れている彼を思えば思うほど、彼が今なにをしているのか、自分のことを思ってくれているのか、気になって夜も眠れないかもしれません。
でも、遠距離恋愛中だからこそ、離れている時間は相手の行動を縛らないようにすることをおすすめします。
彼との関係が遠距離恋愛でもそうでなくても、「彼女からの束縛」は彼にとって窮屈なものです。
ただでさえ頻繁には会えないのに、そんな彼女から「窮屈さ」を感じてしまうと、彼が彼女に対して抱く印象はあまりよくないものになってしまいます。
近距離にいるのであれば、彼がいちど抱いた「彼女といると窮屈だ」という印象はすぐに挽回できますよね。
一方、彼となかなか会えないのなら、離れているときに「自分の悪い印象」を与えるのは少し危険かもしれません。
男性が彼女に求めるのは「居心地のよさ」であることがほとんどです。
距離があるからこそ不安になる気持ちは分かりますが、離れているあいだは彼の行動をなんでも制限するのはやめましょう。
もっと近くにいる「居心地のいい女性」に彼の心がなびいてしまっては元も子もありませんよね。
とはいえ、遠距離恋愛では一定のルールを作っておくことも大切です。
あなたが「これだけはやめてほしい」というゆずれないものがあるのなら、彼と会ったときに直接伝えるようにしてください。
そしてかわいくやきもちを妬いたあとは、不機嫌にならないで思いっきり彼に甘えるようにしてくださいね。
ふたりのペースで連絡をとる
遠距離恋愛中は、彼との連絡頻度も悩みの種になりやすいですよね。
ルールを決めて連絡をとるのもひとつの方法かもしれませんが、「これをしなければならない」という意識が働くとめんどうになってしまうのが人間というもの。
あまりきっちりとしたルールを決めておく必要はありません。
でも、頻繁に会えないのに連絡頻度が少ないのは不安ですよね。
距離があっても気持ちをつなげておく手段として、お互いが無理をしない範囲でのこまめなやりとりは遠距離恋愛には欠かせないものです。
ここでのポイントは、ふたりのペースを大切にすること。
どちらか一方が「いま話したい」と思って電話をしても、相手のタイミングが合わなくて出てくれないことが続くと不安になってしまいます。
お互いの生活リズムやふたりにとって心地のよい連絡頻度を話し合っておけば、どちらかが寂しいのを我慢していて、どちらかが生活のペースを乱されるように感じている、という「感覚のずれ」を防ぐことができます。
遠距離恋愛中は相手がどんな生活をしているのかはっきり分からないことが多いため、会ったときにどのくらいの頻度なら連絡がとれるのかをしっかりと話し合っておきましょう。
その頻度が毎日なのか週に1回なのかはカップルによってそれぞれです。
まわりの遠距離カップルがどうしているか、一般論ではこうするべき、といった情報は参考程度にして、ふたりが納得できる連絡頻度で心の距離を近づけてくださいね。
記念日を大切にする
付き合った記念日やお互いの誕生日など、ふたりにとっての大切な日ってありますよね。
遠距離恋愛では、特別な記念日の過ごし方はとても大切です。
普段はなかなか会うことができなくても、大切な日だからこそ会いに行けたり、なんとか予定を調整しようと努力できる場合があります。
記念日の当日に会うことが難しいなら、電話やビデオチャットをしたり、手紙やプレゼントを送ってみるのもいいでしょう。
少し日をずらせば会えるなら、ぜひ普通のデートではなく「記念日デート」をする日にしてください。
離れているとなかなか恋人らしいことができない遠距離恋愛カップルにとって、特別なことができるのも記念日ならではのはず。
どんなふうに過ごすかふたりで話し合うだけでもわくわくしますよね。
記念日をうまく活用すれば、距離があってもラブラブな関係をキープすることができるでしょう。
せっかくの特別な日には、ふたりで素敵な1日を過ごしてくださいね。
ふたりの将来の予定を立てる
遠距離恋愛を続かせるのは難しいと感じてしまう理由のひとつとして、「ゴールが見えづらい」というものがあります。
月に1回、3か月に1回、場合によっては1年に1回しか会えない関係がいつまで続くのか、先が見えなければ関係を続ける意味がしだいに分からなくなることもあるでしょう。
ゴールが見えないのに走り続けるのは辛いものです。
いつまで離ればなれなのか、どうすれば遠距離恋愛を解消することができるのか、ふたりで話し合ってだいたいの目途を把握しておくだけでも気持ちが楽になります。
同じ遠距離恋愛でも、付き合ってからの年数やお互いの年齢、どれくらい離れているかによって立てておきたい将来の予定は異なります。
一緒に暮らし始める予定や結婚する予定など、まだはっきりと決められなくても「ふたりの将来」について話をしておくことは、お互いの関係をより深くするための大切なステップとなるでしょう。
ふたりのゴールが見えていれば、離れているあいだも同じ気持ちでいられます。
でも、なかには彼の気持ちを確かめるのが怖くて将来のことを話題に出すのをためらってしまう人もいるかもしれません。
いきなり結婚の話はできない…というときは、近い将来の予定を立てるところからはじめてみましょう。
次に会うときどんなことをするか、3か月後の旅行の計画、来年の記念日にどんなことをしたいかなど、少しずつ先の話を膨らませていけば、彼もだんだんあなたとの将来を意識するようになるはずです。
まとめ:遠距離でも諦めないで
近距離カップルにくらべると、どうしても心の距離まであいているように感じる遠距離恋愛。
さらに遠距離恋愛中は、なかなか会えなくて辛い思いをしたり、会うだけでも時間と交通費がかかってしまうといった苦労がつきものですよね。
でも、遠距離になっても関係を続けると決断をしたのなら、ふたりの絆はそれだけ強いということです。
困難を乗り越えることができれば、ふたりの関係に「より大きな愛」が生まれる可能性があるのもまた、遠距離恋愛ならではなのです。