愛され女子と嫌われ女子の境界線。
それは、男を適当にあしらうか、男のために頑張りすぎるかという姿勢が鍵を握っているようです。
今回は、『頑張りすぎる女はどうして愛されにくいの?』というテーマでお届けします。
態度に余裕がある女や、肩に力が入っていない女は、男受けが良い傾向があります。
自分の行動を男の視点で見たとき、魅力的なのか否かを知る一つの参考にしてみてください。
恋愛対象の舞台に上がれない現実
頑張りすぎ女が男の目にどう映るかという本題に入る前に、逆に頑張りすぎる『男』に対して私たち女はどんな印象を持つかを考えてみましょう。
- いい人なんだけど、男としては見られない。
- いつもドタバタして落ち着きがない。
- 声がデカくてうるさい。
- いつも120%みたいなノリで話しかけてきて、面倒くさい。
- 裏がなさすぎて、一緒にいても発見がなさそう。
同級生や職場などに、必ず一人くらいいる『頑張りすぎ男』。
そんな男のことを、女は最初から『恋愛対象外』として見る傾向があります。
とてもいい人だったとしても、恋の相手として選ばれにくいですよね。
私たち女性は、頑張り男を見ると『アイツ、いい奴なんだよね。いつか可愛い彼女ができたらいいね』と、完全に『他人事』のように思ってしまいます。
そう思うんだったら、あなたが彼女になってあげれば?と勧められたら、即座に辞退。
これが女から見た、頑張りすぎ男の存在です。
恋愛の特殊性
人は、並々ならぬ努力をする人たちを目の前にしたとき、感動してその人のファンになることがあります。
頑張りすぎるほど頑張っているアスリートや、アーティストのことを思い浮かべるとうなずけるのではないでしょうか。
元々、人は頑張る人のことを肯定的に見る傾向があります。
凄い人だなと思い、その人を応援したいと思います。
けれどその傾向は、恋愛には当てはまりません。
なぜなら、恋愛や恋愛相手に対してだけは、特殊なものを求めているからです。
男の立場になって考えてみると、男は女に凄いスピードで100メートル走をしてほしいわけでもないし、ずば抜けて高い歌唱力を求めているわけでもありませんね。
恋愛相手に対しては、頑張りすぎることなんて求めないのです。
恋の相手を選ぶ物差し
男も女も、恋愛というシチュエーションにおいては、あくまでも『自分のそばに置いたときどうなのか』という枠組みで、OKかダメかを判断します。
頑張りすぎ男・頑張りすぎ女が除外されやすいのは、そばにいるのを想像したとき、恋心に火がつく期待が持てないからです。
- ドキドキしたい
- 安心したい
- 安心させてあげたい(守ってあげたい)
- 甘えたい
- 甘えられたい
頑張りすぎ女は、まわりの人にも好きな人にも気を使い、『大丈夫なふり』をして、さらに頑張ってしまう傾向があります。
しかしそれは、男性が求めている恋人像とは正反対です。
男性は甘えベタよりも、甘えてくる女性を好みます。
「頑張る=自分の価値」だと思っていない?
恋。仕事。家庭環境。様々なシチュエーションの中、頑張ることで存在感を発揮してきた女性は、いつの間にか『頑張ることでしか、自分の価値が感じられない』ようになりがちです。
まわりの人を喜ばせたり、不快にさせないようにするため、一生懸命になることは決して悪いことではありません。
ですが、頑張りすぎ女は単なる女友達としか見てもらえず、人の恋愛相談の相手に選ばれたり、飲み会や同窓会の幹事に選ばれたりと、いつも損な役回りばかり巡ってきてしまいます。
他の女性たちが彼氏に愛され、存分に甘えているのに、自分ばかりがいつも頑張っていなければならないというのは、女としては悲しいですよね。
『私だって幸せになりたい』という思いがあるなら、頑張るのをやめてみませんか。
優先順位を変える
頑張りすぎ女には、自分を後回しにしてでも、好きな人や友達に対応するという特徴があります。
一旦頑張り始めると、人から頼まれごとをされることにもつながり、頑張ることへの歯止めが利かなくなってしまいますよね。
本当の自分や、自分の弱さや可愛さを表に出すためには、今のスタンスを変えることが必要です。
行動するとき、優先順位の一番高い位置に置くのを『自分』にし、それ以外の人たちを後回しにすれば、頑張りすぎ状態から少しずつ脱却できます。
好きな人が何を食べたいか、友達が何をしたいかということを後回しにして、自分はどうしたいかを落ち着いて考える習慣をつけます。
自分を軸にして物事を考えるようになると、態度にも少しずつ余裕が出てきます。
嫌なことは「嫌だ」、疲れたときは「疲れてる」、寂しいときは「寂しい」と言う。
そんな当たり前のことを口に出してみる。
それが、男から見れば『守ってあげたい』『そばにいてあげたい』と感じてもらえる女になる方法です。
頑張りすぎるという特技
最後に、頑張りすぎてきた女の良さをお伝えしておきます。
これまで、自分を犠牲にしたり後回しにしてでも、まわりの人のために頑張りまくってきた女性は、根っから優しい人のはずです。
最初から肩の力が抜けていて、ずっとモテてきた女性よりも、頑張りすぎをやめることで肩の力を抜いた女性の方が、素敵な彼女になれるのは間違いありません。
なぜなら、他の女性とは比べものにならないほど『優しさ』を持っている女性だからです。
優しさとは強さでもありますね。
自分にとって大切な彼氏がスランプのとき、落ち込んだとき、風邪で寝込んだとき。
あなたの頑張リズム精神や優しさは、彼を包み込んだり、どん底から引き上げる力になります。
それは、簡単な男受けなどとは違い、彼に本当の意味で愛情を与えてあげられる素晴らしい能力といえます。
今までの自分に変革を起こすということは、今までの自分を捨てるということではありません。
これまで特技としてきたことを引き出しの奥にそっと仕舞い、別の自分探しをするということです。
奥に仕舞い込んだあなたの特技は、彼氏やあなたが本当に窮地におちいったとき、ふたりを助けてくれるものになってくれます。