恋を思うように推し進めたいなら、ミレニアル世代に学べ!
好きな人のことで悩み、何をどうしていいか迷っている人たちは、ミレニアル世代のスタンスを持つと楽になれるかも知れません。
けれど皆が使っている言葉って、意外と『今さら聞けない』ことが多いんですよね。
ミレニアル世代のことを知らない人も、知っているつもりの人も、これを読むと恋の悩みが解決するきっかけになるかも知れません。
アメリカが発信したミレニアルの定義
日本では、中高年の人たちが「最近の若者は…」とぼやくことがありますよね。
‘90年代には若者たちの総称として、新人類という言葉がブレイクしました。
恋の仕方も昔とは違うし、ファッションも奇抜…。
いつの時代も若者は、中高年から見ると掴みどころのない存在です。
今の若い人たちって、ホント何を考えてるんだろう。
どうして若者は…という疑問が生まれるのは、日本だけではありません。
世界でも、大人たちは若者たちのことを一生懸命観察しています。
ミレニアルという言葉は英語ですが、『ミレニアル世代』というのは米語。
つまりアメリカ発祥です。
英語というのは皆さんが知っているように、イギリス(英国)で生まれた言葉ですね。
しかし、アメリカという国も英語を自分の母国語としています=(米語)。
イギリスでも英語のスラングはどんどん進化していきますし、アメリカでも米語はどんどん進化しています。
米語と英語は似ているようで全く違います。
ミレニアル世代って要するに自己中?
流行語というのは、一旦世界に広まりはじめると『勝手に言葉が一人歩きする』特徴があります。
ミレニアル世代の意味をよく知らない場合、単に自己中な人や、好き勝手に振る舞う人のことを「ミレニアルだなー」なんて言ったりもします。
ですが、ミレニアル世代の人たちとはもっと複雑です。
単なる自己中なら「自己中」という言葉で表現すれば良いですね。
ミレニアル世代とは、自己中心的でありながら、相手のこともちゃんと尊重できる人たちのことをいいます。
そして一見冷たいようにも見えながら、まわりの人たちとの『つながり』をとても大切にするという特徴も持っています。
自分のことも相手のことも大切にしながら、それでも自分らしさを失わずにいられるとしたら…。
それってとっても素敵なことだと思いませんか。
そんな能力があれば、恋だってきっともっと楽しめますね。
詳しく知りたいミレニアル世代のこと
ミレニアル世代の人たちの特徴は以下の通りです。
- 『1980年~2000年代初頭』が、自分の誕生した年だという人
- 自分たちの親が『ベビーブーム(出産ブーム)時』に生まれた人
- 生まれたときからテレビ・ビデオ・ゲームがある環境で育った人
- インターネットが普及していく中で育った人
- たくさんの情報の中で育ってきたため、必要な情報を取り込むのが上手な人
- インターネットなどを通じて多くの人と接することで、多様な考え方を受け入れる人
- チャットやSNSなどで会話を繰り広げ、いろんな人とのつながりを大切にする人
一応、ミレニアル世代は世界的な若者の傾向とされていますが、上の特徴にあてはまるのはやっぱり先進国ということになります。
今でもネット環境が完備されていない国は、これには当てはまりません。
日本はバッチリ当てはまっていますね。
携帯やパソコンばかりいじり、一見すると自己中で自分の世界に閉じこもっているように見えますが、実はネットを通じてたくさんの『仲間』を持ち、その人達と熱心にコンタクトを取る、温かい人間性を持っている人たち。
たくさんの情報の中から自分に必要なものをチョイスするのが上手ですので、ネットの出会いから恋をスタートするのもお得意です。
ミレニアル世代は恋に必要な能力を持っている
ラブベイトの読者の皆さんにも、ミレニアル世代にはまっている方は多くいらっしゃるかと思います。
この世代の人たちというのは、世界から山のように溢れる情報の中で生まれ育ったため、頭が非常に柔らかく、高い適応力があります。
また、両親の離婚をはじめ、家庭環境の激変を経験してきた人も多い世代です。
そういった苦しい経験も合わせて育ってきたミレニアル世代の人たちは、自分と全く違う考えを持つ相手のことも受け入れ、価値観が一致していなくても仲間でいられる優しさと柔軟性を持っています。
恋とは、自分と全く違う人を受け入れ、その人と深い関係を築くことですので、ミレニアル世代の人たちが磨いてきた能力は、恋愛には持ってこいの能力だといえます。
ミレニアル世代らしい素敵な恋
- 恋人の趣味にも理解を示し、自分の趣味も追及する。
- 自分らしさ、彼氏らしさ(彼女らしさ)を大切にする。
- 違う年代の人も受け入れる賢さを持っているため、相手の親とも仲良くなれる。
- ふたりの意見を無理やり融合させず、相手と尊重し合いながら関係を続けていく。
- 複雑になり続ける世界の中で、ふたりだけの価値観をちゃんと築く。
世界の中心にいる「あなた」
1990年代から2000年代前半に子供時代を過ごしてきたミレニアル世代の人たちほど、人の気持ちに敏感でありながら、自分らしい生き方を探す人たちはいないのではないか?というのが筆者の個人的な考え方です。
特に日本には『ゆとり』というややこしい時代もありました。
「俺たちはゆとりだが、俺たちは何も悪いことはしていない」という文字がプリントされたTシャツを見かけたことがあります。
世界には現代社会を皮肉ったTシャツがたくさん存在します。
ゆとりだけでなく、世界がネット社会になったのも情報で溢れ返ったのも、決して若者のせいではありません。
ですが、これほど複雑な時代に自分らしさを失わず、それぞれの個性を発揮し、自分の人生を楽しむことができる今の若者たちを、私は心から尊敬します。
日本という先進国の中で、ドンピシャでミレニアル世代して生まれた人たちは、相手と争うというカタチ以外で、恋も仕事も交渉も進めていける素敵な人たちです。
残念ながら筆者は70年代に生まれてしまいましたので、皆さんのような柔らかさも賢さも持つことはできません。
世界の中心にいるミレニアルな人たちが、これからどんな恋をし、どんな社会を創っていくのか。
大人たちはとても興味深く、皆さんのことを見守っています。