「色気」とは、いったい何でしょうか。
容姿やスタイルが整っていること?
年齢を重ねていること?
胸元がはだけていること?
本当に色気のある女性の特徴は、こうしたお色気のイメージとは少し異なっているようです。
彼女たちがまとう色気の本質には、共通点があります。
「色気」とは?
「色気」という言葉にはさまざまな意味があります。
「あの女性には色気がある」と言うときの色気とは、「異性に対する性的な魅力」を指しています。
ですがここで難しいのは、一言で「性的な魅力」といっても、ただセクシーであればいいというわけではないということです。
異性にとってどんな要素が魅力となるのかは相手によってもさまざまで、こうすれば必ず色気が出せるという法則はありません。
そこで今回は、さまざまな「色気」に共通する特徴を4つに分けて探ってみたいと思います。
女性らしく、品がある
「女の色気」と聞いて多くの人がまず思い浮かべるのが、女性の外見を通して分かる魅力ではないでしょうか。
色気というものが異性に対して有効なのだとすれば、色気のある女性は例外なく「女性らしさ」を持っています。
細い指や丁寧な所作など、男性には持ち得ないもの、経験できないものを当然のように身に着けている女性は、異性である男性の目を惹きつけるのです。
女性らしく品のある色気とは
- 姿勢がいい
- 所作が丁寧で上品
- 指先がきれい
- 髪につやがある
- 言葉づかいがきれい
- いい香りがする
- 細すぎず適度にふくよかな体型
- 仕草がゆっくり
- 肌が白い
色白の女性や、ほどよくふっくらしているのに手首や指が細かったり、爪の先まできれいにケアされているなど、見た目の女性らしさはもっとも分かりやすい色気の条件です。
また、何か飲むときに片方の手を添えたり、ものの受け渡しをゆっくりとする、きれいな言葉を使うといった丁寧な所作やしぐさにも女性ならではの品のよさがあります。
その先の想像を掻き立てる
品のある女性らしさは、一見すると「異性に対する性的な魅力」を意味する色気とは正反対にあるように思えます。
ですが、色気というものの分かりにくさはこの矛盾にこそ隠されているといってもいいでしょう。
本当に色気のある女性は、いわゆる「性的なアピール」をすることはありません。
胸元をはだけさせたり短すぎるスカートを履いてあからさまに女を武器にすることなく、女性の魅力を表現するのです。
その先の想像を掻き立てる色気
- 露出はひかえめ
- ボディラインの一部が分かるような服を着ている
- ときどき髪をアップスタイルにする
- さりげなく足を組み替える
- たまに隙がある
すべてを見せてはいけません。
下品なセックスアピールは、男性の想像力と狩猟本能を一気に消し去ります。
品があって清楚なのにどこか艶めかしい雰囲気がある。
でもそれがどうしてなのか分からない。
ふとしたしぐさや態度にときどきドキっとさせられる。
女の顔が見えないからこそ想像を掻き立てるような女性は、男性にはたまらなく魅力的に映るのです。
アピールしようという意図が見えない
色気を出すのに策略は無意味です。
女を武器にして男性を落とそうという意図が見えた瞬間に、異性としての女性の魅力は消えていくでしょう。
逆説的ではありますが、色気とは自然に醸し出されるものです。
気に入られようと「がんばる」とか、女性の側から積極的に「アピールする」といった意図的な行為には健気さこそ感じるかもしれませんが、色気となるとまた別の話なのです。
アピールしようという意図が見えない色気
- シンプルな服装、髪型
- ナチュラルメイク
- 自分磨きをしていてもアピールしない
- 下着やむだ毛など見えないところに気をつかう
- 恋人探しには興味がなさそうなアンニュイな雰囲気
男性にモテたい、色気のある女性になりたい。
多くの人がそうした願望を抱いていて、男性に受けるファッションやヘアスタイルを研究したり、料理教室やヨガに通っていることをSNSでさりげなくアピールしたりしています。
ですが、色気のある女性の特徴は、そうした女性の態度とは正反対といってもよいでしょう。
男性の目なんか気にしていない。
自分磨きは自分のためにする。
がつがつとした雰囲気とは無縁で、どこか気だるい空気を漂わせている女性には無意識に色気を感じるようです。
芯がありながら、多くを語らない
本物の色気は、内面からにじみ出るものです。
自分のことをよく理解していて、自分なりの信念をもっている女性は、その魅力をアピールするために多くを語る必要はないのです。
反対に、まわりの人から「こう思われたい」という価値観が基準となっている女性には「自分」というものがありません。
そのため彼女たちは、男性から「そう思ってもらう」ために、料理ができるとか気遣いができることをがんばって伝えようとします。
男性の好感度を上げるファッションやメイクを雑誌で研究こそするものの、自分自身の内面に向き合うことはあまりないのです。
芯がありながら多くを語らない色気
- 自分のことはあまりしゃべらない
- 目で語る
- 相手の話を聞き出すのが得意
- ミステリアスな部分が多い
- 会話やふるまいにどこか余裕がある
- 男性のプライドを傷つけない
- 自分の魅力と欠点を知っている
- 言葉の端々に知性を感じる
芯がある人は、魅力も欠点もすべて含めて自分のことを受け入れています。
そのため、男性に対してむやみやたらに自己開示する必要を感じないのです。
たとえ相手の男性の意見が自分とは違っていても、「人は人、自分は自分」という考え方を持っているため否定することもありません。
ただの優しさとは違った「余裕のある寛容さ」を持つ女性に、男性は「何かを秘めたような魅力」を感じ、魅かれていきます。
まとめ:色気のある女性の条件
色気のある女性はモテます。
男性からモテるために色気がほしいと思ったことがある女性も多いはずです。
ですが困ったことに、色気のある女性はモテようとしていないからこそ色気を醸し出せているのです。
テクニックを駆使すれば、たしかに見かけの色気をまとうことはできるかもしれませんが、効果は一瞬でしょう。
ぶれないものを持っていながらそれをひけらかさないような女性らしさに色気は宿ります。
自我が強いだけででも、小手先の女子力を使いこなすだけでもだめなのです。