別れの理由にもなりかねない「男女のすれ違い」はどうして起こるの?
大好きな彼氏(彼女)と、いつの間にかすれ違ってしまったとき、どう対応したらいいのかわからない…。
そんな男女のために、「恋愛のすれ違い」についてお話します。
恋愛のすれ違いが生じる原因とは?
男女のすれ違いが起こる原因の多くは「喧嘩」によるものです。
喧嘩をするということは、相手を「攻撃する」ということですから、ちょっとした喧嘩でもすれ違いを誘発させてしまいます。
では、すれ違いを引き起こす「喧嘩」にはどのようなものがあるのでしょうか。
癖の問題
行き過ぎた「癖」は、男女をすれ違わせます。
癖というのは、「習性や物に好みが偏った状態」のことで、
「浮気癖」「酒癖」「女(男)癖」「賭博癖」など……どれも不治の病です。
なかなか治らない癖は厄介で、好きだったはずの彼氏や彼女のことを信じることができず、次第に信頼関係が崩れ始めます。
そして、気持ちが離れていき、2人の関係に溝ができてしまうのです。
連絡の頻度
電話やメールよりも、LINEで彼氏(彼女)と連絡をとっているというカップルの方が多いですよね。
ただ、連絡の頻度は、男女で価値観が異なります。
たとえばこんなこと……
- 女:「ぜんぜん連絡くれない!私のこと放置しすぎ!」
- 男:「言いたいことがあるなら電話で言えばいいのに」
- 女:「もっと話したいのに…。もしかして迷惑がってる?」
- 男:「今忙しいのに…うまく伝わらないなぁ。」
このように、積極的にLINEを使いたい女性と、伝えたいときにだけ使う男性とでは、連絡の回数に差があります。
また、せっかちな人やメールや電話が苦手な人など、性格による連絡頻度の差も、男女のすれ違いを生じさせる原因になります。
無料で使える通話アプリは「気軽に連絡ができる」というメリットがある反面「相手の都合を無視してしまう」というデメリットもあるので、気を付けなければいけません。
将来の価値観
将来の価値観がすべて一緒というカップルは、いません。
仮にそうだというカップルが居たとしても、無意識にパートナーに合わせている可能性が高いでしょう。
それほど、将来の価値観には多くの違いがあって、お互いが想像している未来があまりにも違っていれば、がっくりと肩を落とす結果になります。
この違いを乗り越えるためには、相当な時間と話し合いが必要です。
その時間を取らない、または取れないカップルだと、1度すれ違ってしまうと、簡単には元に戻れないでしょう。
仕事の姿勢
「ワークライフバランス」のように、働き方が大きく見直されてきました。
それにより、女性はこれまで以上に仕事に意欲を持ち、仕事とプライベートの両立、つまりワークライフバランスのとれた働き方を重視する傾向が強まっています。
ですが、ここでも男女はすれ違ってしまいます。
「誰よりも仕事を頑張れば、私生活は潤っていく。」という人もいれば、
「仕事に飲み込まれないことが、より良い生活を手に入れるための術だ。」という人もいます。
もし付き合っているパートナーが、まったく異なる姿勢で仕事をしていたら?
調和のとれた関係を保つことが難しくなるでしょう。
生活リズム
起きる時間や寝る時間、食事をとる時間など、生活リズムの違いはすれ違いの原因となります。
仕事内容によっては、不規則な生活習慣を余儀なくされることもあります。
また、このすれ違いで一番怖いのは「コミュニケーションが取れない」ということです。
彼氏(彼女)の気持ちに気づかないまま過ごすうちに、溝はどんどん深くなってしまうでしょう。
金銭感覚
恋愛のすれ違いでよくあるのが、「金銭感覚の違い」です。
たとえば、選ぶ店の価格設定が高い、バスか飛行機かなど、交通費をめぐって言い争う、レストランの支払いが割り勘かおごりかなど、こうした議論を皆さんも一度は聞いたことがあると思います。
金銭感覚は、家庭環境によって影響されるため、話し合ってもなかなか解決には向かわないでしょう。
そして、パートナーのことを「浪費家」や「ケチ」などと思い込み、すれ違っていくのです。
食の好み
お酒が飲めるか飲めないか、甘党か辛党かなど、食の好みが別れることは決して珍しくありません。
好みが違うのは当たり前のことなのに、どうしてすれ違ってしまうのか?
それは、人間にとって食事は「とても大切な欲求のひとつ」だからです。
食欲は生死に深くかかわり、その欲が満たされないと、当たり前ですがイライラします。
イライラの先には喧嘩があり、喧嘩の先にすれ違いが待っているのです。
よく、「お酒が飲める者同士の方が上手くいく」と言われますが、これはお互いの欲が満たされる者同士だから、こじれることがないということです。
〈対処法〉恋愛のすれ違いを修復する方法
すでに、恋人とすれ違ってしまったら、今からお話する「2つのこと」を大切にしてください。
1.「言葉を選ぶ」
すれ違うということは、意見が食い違うということです。
抱えた不満を、どうにか分かって欲しいという気持ちが強ければ強いほど、言葉が攻撃的になります。
攻撃を受けた方は、心から納得することができず、さらにすれ違っていくでしょう。
相手を非難したとて、自分の気持ちは伝わりませんよね。
一番いいのは、「言葉を選ぶ」ことです。
この時のポイントは、順序だてて全部語らないようにすること。
「要点だけを話す」「短く収める」の2点に気をつけて話せば、伝えたいことが確実に伝わります。
特に女性は、本題からそれてしまうことが多いので、この2点を意識するようにしましょう。
2.「インプットする能力を身につける」
喧嘩になってしまったとき、アウトプットをすることはあっても、インプットすることは意外とできていません。
ここで言う、アウトプットというのは「発言」で、インプットというのは「聞く」ということです。
納得できないことを大量にアウトプットするだけでは、何度も同じ喧嘩を繰り返してしまいます。
そうならないためにも、どんなに自分の意見が正しいと思っても、相手の話しをじっくりと聞いてください。
インプットする能力があれば、自分の物差しだけで判断せず、相手がどんな気持ちで話してくれたのか、ちゃんと考えてあげることができます。
すると、自分の意見は間違いじゃない…。でも、相手の意見も一理ある、と少しずつ相手のことを理解することができます。
インプット能力の凄いところはこれだけではなく、話を聞くうちに、当たり前だと思っていたことが、案外そうでもなかったと気づき、2人の関係を修復する大きなきっかけにもなるのです。
まとめ
今回は、恋愛のすれ違いが発生する原因と、その対処法についてお話しました。
この世の中に、1人として同じ人はいません。
だからこそ、恋人同士がすれ違ってしまうのは決して不思議なことではありません。
すれ違ってしまったときに、「ちゃんと関係を修復しようと行動できるかがどうか」が重要です。
どんなに未熟な人でも、一生懸命行動すれば、かならず相手に気持ちは伝わりますよ。
「恋愛のすれ違い」だって、なんなく乗り越えていけるはずです。