好きな人と付き合うことが出来ると、どうしてもその人に自分の事を好きになってもらおうと頑張ってしまいますよね。
しかし、尽くしすぎる彼女のことを、実は「うざい」と思っていたらどうしますか?
尽くされることは男性にとって嬉しい事なのに、それをうざいと思ってしまう…。
そんな男性の心理は何なのか、一緒に考えてみましょう。
人間関係の基本はお互いに相手をリスペクトすること
人間関係の基本は、お互いがお互いを尊敬しあうことです。
言い換えると、相手に対して好きな部分がいくつもあるという事です。
彼女が彼氏を好きでも、彼氏の方も彼女を好きでいたり、尊敬できなければ、一緒にいたいと思う理由がなくなってしまいます。
「もっと私の方を向いて欲しい」と思って行動をしても、彼からすればあなた自身ではなく、尽くしてくれている行為に対して魅力を感じるようになってしまいます。
また、尽くしすぎる彼女の本音が「彼のため」であっても、それが100%彼に伝わるとは限りません。
そのような事から、求めていない事をされても、うざいだけになってしまう事があるのです。
尽くしている本音がどこにあるにせよ、それがあなたに対する尊敬につながらない事であった場合、それは『うざい』に繋がってしまいかねないのです。
尽くしすぎる彼女の心理6つ
では、尽くしすぎる彼女とは具体的にどんな女性のことを言うのでしょうか?
もしかして彼氏に尽くしすぎているかも?
そんな心当たりのある方は、あてはまっていないかチェックしてみてください。
彼の都合を優先する
彼からの突然の「今から会える?」というLINEや急なデートのドタキャンに快く応じてしまっていませんか?
すでに自分の予定が入っているのに彼のお誘いを優先したり、彼と会えるかもしれないから… と、実現するか分からないデートのために予定を空けておくのは尽くしすぎる女性の特徴です。
彼の好みに合わせる
ファッションや髪型、メイクなど、彼氏ができたとたんに見た目が変わる女性っていますよね。
また、サッカーが趣味の彼と付き合った途端にクラブチームのサポーターになったり、彼の好きな音楽を急に聴き始めるなど、彼氏の好みに何でも合わせようとする女性も尽くしすぎているといえるでしょう。
NOと言わない
彼に嫌われたくないあまり「NO」と言えない女性もいるかもしれません。
デートの途中であれが食べたいとかここに行きたいという意思表示がなかなかできず、結局は彼の言うままに行動してしまいます。
はじめは控えめで好印象でも、自分の意見がない・言えない女性は彼女として少し物足りなく感じるでしょう。
彼の身の回りのお世話をする
彼の家へ遊びに行くたびに掃除や洗濯をしたり、彼が頼んでもいないのに料理をふるまったりするのも尽くしすぎる彼女の特徴です。
女子力アピールにはなるかもしれませんが、お世話をしてばかりでは彼女ではなく「お母さん」です。
「愛される」よりも「必要とされる」だけの存在になってしまいます。
LINEに即返信する
彼氏から連絡があると嬉しいですよね。
でも、いつも即答しているようでは彼の返信をずっと待っているような印象を与えてしまいます。
男性は、どんなときも自分に意識が向いている女性にはぞんざいな態度をとることが多いです。
喧嘩の時いつも自分から謝る
付き合っていればすれ違うことだってありますよね。
喧嘩になったとき、明らかに自分に非があるなら「ごめんね」と素直に謝るのが一番です。
でも、どちらが悪いとは言えなかったり、彼がルールを破ったり浮気をしたときでさえ自分から謝ってしまう女性は、彼の言いなりになってしまう可能性があります。
尽くしすぎる彼女を重荷に感じる男性心理とは?
ここで勘違いしてはいけないのは、尽くす行為自体が常に邪魔になるとは限らないということです。
彼が彼女の尽くす好意を「優しさ」や「美徳」と受けとるのであれば、あなたの魅力やあなたへの尊敬とつながる可能性もあります。
では、尽くしすぎる彼女がある時「うざい」となってしまうのは、どのような時でしょうか。
それは、彼から見て彼女の行動が、彼女自身の願望を満たすものだったと感じたときです。
たとえば、彼が疲れているだろうと考えて、栄養豊富な野菜やスーパーフードたっぷりのメニューなどの料理をたくさん作って待っているとします。
このこと自体は、悪い事ではありません。
感謝されてもいい行為でしょう。
でも、この行動は彼女への尊敬(リスペクト)となるでしょうか。
感謝にはつながるかもしれませんが、感謝は尊敬とは違います。
もし、彼が食事をして帰ってきたときに彼女がごはんを作って待っていたとしたら、彼はきっとこう感じるはずです。
- 作って欲しい時は自分から言うのにな…
- 勝手に作られても迷惑…
- あまり好きなメニューじゃないから困る
このように、彼女の尽くしすぎる行為は”親切の押し売り”となり、尽くされた方は次第にうざいと感じるようになるのです。
尽くしてくれることを嬉しいと感じるか困ると感じるのかは、彼次第です。
仮に、彼女が心の底から彼のためと思って尽くしたのだとしても、彼の気持ちを置いてけぼりにしたままだと、それは押しつけがましく感じられてしまうのです。
尽くす事の裏には依存を求める心がある
ですが、尽くすのはそんなにも悪いことなのでしょうか。
彼のために掃除や洗濯をしてあげたり、気を利かせて身の回りのすべてをしてあげたり、高価なプレゼントをしてあげたとして、これの何がいけないのだと思いますか?
女性心理では、惚れた相手に何でもしてあげたくなるのは仕方がないですよね。
しかし、ここでも問題は、相手を思いやる心にあるわけではありません。
『相手に依存していること』が問題なのです。
「依存」という言葉はすこし難しいです。
親に衣食住のすべてを頼っている子どもが、親に依存しているのは理解しやすいですよね。
では、子どもに何でも買ってあげ、いつまでたっても子供のことを心配して面倒を見る親はどうでしょうか。
このような親は、精神的に子供へ依存しているといえるでしょう。
最初の話に戻りますが、健全な人間関係というのは、お互いに尊敬しあえる関係のことです。
そうあるためには、まず最初にお互いが精神的に自立できていないといけません。
「尽くす」という行動の裏には依存があることを理解し、愛情を屈折させることなくお互いのパワーバランスをうまく作っていくことが必要です。
依存されているもうから見ると、尽くしてくれる行為が自分にとって有益であろうがなかろうが、執着されているように感じてうざい存在になってしまいます。
「あなたにこちらを見て欲しい」という純粋な気持ちも、間違った愛情表現をしてしまうことで彼に伝わらない場合があります。
よかれと思って彼に尽くしていても、次第に彼女への気持ちが冷めてしまうなんてことも少なくないのです。
女性なら気をつけたい「尽くす」=「依存」
彼にとって尽くしすぎるタイプの彼女は、中学生の男の子が過保護な母親をうざいと感じるのと同じ感覚です。
そこでいくら母親が「これはあなたのため」といったとしても、彼には過干渉でしかありません。
彼が自分から望んで母親に目を向け、母親の言うことを聞くようになるのは、彼自身が母親をリスペクトした時です。
暗に感じられる対価の請求や、過度の干渉は彼にとってはあまりにも重すぎる愛情表現だと感じます。
自立している男性と女性としてお互いに相手と関わるような姿勢ができると、円満なカップルになれます。
彼氏には依存せず、干渉しすぎず、自立した一人の女性として自分を磨いて、彼と付き合うようになれば、彼から「うざい」と思われることはなくなるでしょう。