好きになったら、好きって言いたいですよね。
たとえば、彼のゆるんだ口元をみたときとか、笑ったらさがる眉毛とか、枕を抱きながら寝る姿とか、すべてにときめいて好きだと感じてしまうと思います。
でも、好きだと言い過ぎてしまう女性は、「好き以外の感情から」好きだと言い過ぎてしまい
「好きより他の言葉を知らないから」好きしか言えなくなってしまっているのかもしれません。
好きだと言い過ぎてしまう理由
好きだと言い過ぎてしまう人は、いつも漠然とした不安の中にいます。
それは、寂しさからくることもありますが、とくにこの2つの要素が関係している可能性があります。
①相手を失いたくない
彼のことを好きだという事実が、すべてを飲み込んでしまうことがあります。
「好きだから彼を失いたくない。」
この気持ちが強ければ強いほど、彼の関心を引き寄せたくて、何度も好きだと言わずにはいられなくなる――。
でも、彼にとってはそれが束縛のように感じてしまうのです。
強く惹かれた相手ほど「失いたくない」という気持ちが大きくなりますが、多くの男性は、その束縛的ともいえる愛情に耐えることができません。
②彼の気持ちを確認するため
どんなに長く付き合っている恋人同士でも、相手の心を取り出して見ることはできません。
だから、彼が本当はどう思っているのかを知りたくて、つい何度も好きだと言ってしまう――。
彼が自分の気持ちに応えてくれたら、同じ気持ちだったと安心し、少しでも嫌がれば、そういうことなのだとガッカリする。
そんな行動に彼は、いつも試されているような、なんだか彼女の心の裏側が見えてしまったような気がして、
好きという言葉を聞いても素直に受け止めることができず、この子と一緒にいてもいいのかな・・・と不安を抱え込むようになります。
このように、好きという愛の言葉を利用して、彼の本心を探ろうとすると、知らず知らずのうちに大切な人を傷つけてしまうことがあります。
好きだと言い過ぎないための対処法
愛を語る言葉はなにも「好き」だけではありません。
皆さんはご存知でしょうか?
小説家の二葉亭四迷(ふたばてい しめい)は、“I love you”を「死んでもいいわ」と表現し、かの有名な夏目漱石は「月が綺麗ですね」と表現しています。
これは通説ですが、文学を知らない人でも一度は聞いたことがあるでしょう。
「死んでもいいわ」「月が綺麗ですね」のように、訳した言葉が文字通りじゃなくても、気持ちは伝わります。
だから、好きと言い過ぎてしまう女性は、「好きです」に代わる言葉をみつけておくことが、一番の解決方法なのです。
「好き」にかわる5つの言葉
「月が綺麗ですね」というのは、恋愛に奥ゆかしさが残る明治時代だから、伝わる言葉です。
現代の人が聞けば、伝えたいことの半分も、きっと伝わらないかもしれません。
では、現代ではどのような言葉で表現するといいのか、5つ挙げてみました。
- 「会いたかったよ」
- 「幸せだよ」
- 「安心する」
- 「声が聴きたい」
- 「ありがとう」
ここに挙げた5つは、「結局好き」ということが伝わる言葉です。
好きだと言わなくても、愛を語る言葉じゃなくても、想いは伝わります。
どんな言葉を伝えるかより、ちゃんと彼にその言葉が愛情だということを分かってもらえなければ意味がありません。
これまで、好きと伝えていたその何分の一でもいいのです。
「幸せだよ」「ありがとう」など、好き以外の言葉を選んでみてください。
まとめ
たくさん「好き」と言われて、彼も最初は嬉しかったと思います。
でも、言い過ぎてしまうと、何か見返りを求めているかもしれないと、勘ぐる男性も出てくるでしょうし、しつこいなと怒り出す人も出てくるでしょう。
どちらにしても、「嫌いにならないで」「もっと好きって言って」と、彼女から際限なく愛情を求められているような気がして辛いのです。
とはいえ、心から愛していても好きと言わない方がいい、というのは極論です。
好きだと伝える相手がいるのに、伝えられないことほど寂しいものはありません。
大切なのは、伝える回数ではなく、伝える言葉です。
どれだけたくさんの、愛を語る言葉を知っているかです。
何となく彼に好きだと言いたくなったとき、または、言い過ぎてしまったとき、好き以外の愛の言葉で伝えてみてください。
きっと、彼も重たく感じず、素直に受け取ってくれるはずです。