ここでは、髪やメイクを研究するとか、趣味に没頭するとかの話はありません。
失恋したあと、女性が美しくなれる自分磨きについてお話しています。
失恋がきっかけで自分磨きをする女性は多いですが、その方法は本当に自分のためになっていますか?
失恋しても前向きに頑張ろうとしているあなたのために、本当に知って欲しい「自分磨き」をご紹介します。
自分磨きとは「ごまかす」ことじゃない
はじめに――。
失恋したとき、私を振った人を見返してやろうとか、惜しい事をしたなと思わせてやろうとか、とにかく復讐心に燃えてエステや美容に力を入れているかもしれません。
でも、それは自分磨きをしているのではなく、相手のために努力していることになるんですね。
つまり、まだ男性を追いかけてるということ。
自分磨きというのは、男性が好きそうな女性になることではありません。
ましてや、好きな人のタイプの女性になることでもありません。
「あの人」を見返したいから、「あの人」が好きそうなものを無理やり着飾っても、それはごまかしているだけ。
復讐心からとか、誰かを見下すためとか、それはダメな私の上塗りにすぎません。
では、自分磨きとはいったいどんなことをするのか、次の項目でお話していきたいと思います。
①自分磨きの第一歩は「自分を好きになること」
失恋をしたとき、多くの方は今の自分じゃダメだと考えます。
振られたという現実が、こうしたネガティブな感情を生み出してしまうのですが、そのままだと自分のことがどんどん嫌いになってしまい、欠乏感が増すだけ。
そうじゃなくて、自分を好きになることが、自分磨きの第一歩です。
負の感情が負の行動を生み出してしまうように、プラスの感情がプラスの行動を作り出してくれます。
「幸せ」「嬉しい」「楽しい」といった充実感のある感情を持つことが、自分を豊にする行動を生み、その結果自分を好きになっていきます。
失恋したときこそ、楽しいことやウキウキするようなことを想像してみてください。
人間は、同時に複数の感情を持つことができないと言われています。
だったらウキウキするようなことで感情をコントロールしてあげれば、一時的なごまかしではなく、確実に自分自身が磨かれていきます。
②失恋をしたとき自分を磨いてくれるのは「健康健全なわたし」
健康というのは、身体のこと。健全というのは、精神のことです。
心も身体も健康であるために行動することが、本来の自分磨きです。
失恋すると、食事がのどを通らなくて、外出もしなくなる――
そんな生活が続けば、心身ともに不健康になっていきますよね。
今の自分もこれからの自分をつくっていくのも、生活です。
生活が美しい人は、やはり見た目に現れます。
スマホの画面がアプリでごちゃごちゃしてないとか、カバンの中は整理整頓されてるとか、整った習慣は表に現れるものです。
失恋したあとで綺麗になる人というのは、こうして生活をないがしろにしなかった人だといってもいいでしょう。
掃除、洗濯、バランスのとれた食生活、睡眠、適度な運動など、生活面を綺麗に整えているから美しいのです。
「男性ウケするメイクで自分磨き」と言いますが、それもいいんです。
でも、メイクの研究なんて後でもいい。むしろ最後でいいのです。
今、本当にあなたがしなければいけない自分磨きに、ちゃんと優先順位をつけて行動すること。これが大事です。
③娯楽に没頭するより「勉強と仕事」が自分を磨いてくれる
失恋したとき、自分磨きでよく言われるのは「趣味を見つけて没頭すること」ですよね。
でも、それが何の目的もないなら意味がありません。
それよりも、学生は勉強、社会人は仕事を充実させることが、自分磨きをするうえで大切です。
つまり、目のまえのことに目標をもって取り組み、成果をだすということ。
勉強と仕事は生活の基盤ですから、取り組みやすく、磨けば磨くほど結果にコミットしてくれます。
失恋したことで停滞していた気持ちが、目標達成をきっかけに殻を破り、新しい自分になることができる。
これこそ、まさに自分磨きです。
《最後に》自分磨きは学び直しのチャンス
何も手につかない、何もしたくない、私なんて消えてしまえばいい、どうせ愛されない、どうして私を選んでくれなかったの。
失恋した自分を責めたり慰めたりするより、これからの「なりたい自分」を創造することが、今のあなたには必要です。
そのためには、たくさん学ぶこと。
知らないことを知ることで、どんどん精神も肉体も磨かれていきます。
そうして、自分を好きになることができれば、そんなあなたを好きになる人が必ず現れるでしょう。
そのとき初めて、「失恋してよかった」と言えるようになるのです。