求めないほど上手くいく「期待しない恋愛」のすゝめ

大好きな彼氏にはずっとかっこよくいてほしい。

好きだからこそ理想の彼でいてほしい。

こんな「ほしい」を恋人に求める人はとても多いです。

でも、こうしてほしい・ああしてほしいという期待をそのまま彼氏にぶつけていると、二人の関係はいつか壊れてしまうでしょう。

相手に期待する恋愛は長続きしにくいのが普通です。

期待しない恋愛の方法を知って、彼との関係をもっと深めてみませんか?

期待とは?

期待とは、相手の言葉や行動を予測してそうなったらいいなと心待ちにすることです。

上司と部下、先生と生徒、親と子というように、人と人がつながる場面においてよく表れる感情です。

とくに「好き」という感情だけで繋がっている恋愛関係では、相手の愛情を証明するために期待をかけてしまう人がとても多いです。

もっと連絡してほしい、もっとおしゃれな服を選んでほしいと、相手へ要望したり指摘したりします。

そうして、相手がそれに応えてくれないと「私のことは好きじゃないんだ」「あなたのためを思ってい言っているのに」と不安や不満が膨れ上がっていきます。

期待という言葉は一見すると相手を尊重しているかのような聞こえのいい表現ですが、実際は自分のために相手を変えようとする身勝手な感情でもあるのです。

なぜ期待してしまうのか

では、なぜ期待してしまうのでしょうか?

あなたが恋人に期待してしまうのは、ありのままの相手を愛していないからかもしれません。

あるいは、部分的にどうしても受け入れられない要素を相手が持っているからでもあるでしょう。

期待は「君を頼りにしているよ」と澄ました顔をしながら、実はとても利己的です。

相手を自分にとっての理想の恋人へ仕立て上げようとしています。

「あなたが好きだからこそ」とか「相手のためを思って」という前置きはとても重たい。

本当に彼自身のことが好きなら、それ以上の要望も指摘もそもそもしないはずです。

それなのに期待してしまうのは、ありのままの彼を好きなのではなく、理想化した彼を恋人と呼びたいからなのです。

相手は鏡

恋人に自分の理想を求めるのがどうしてだめなのか。

それは、あなたが自分の「分をわきまえて」いないからです。

相手に何かを期待して要求するとか指摘するということは、2つのことを意味します。

1つは、恋人である彼があなたの理想を満たしていないこと。

もう1つは、それらの要求を初めから満たしているような理想の男性とは、あなたはそもそも恋人になれなかったということです。

後者の考え方はとても重要です。

もとから理想に適った男性とお付き合いをしていれば、期待なんて必要なかったのですから。

でも、それができなかったのは、今のあなたが理想の男性にはふさわしくないということです。

恋人になる相手は、自分自身の鏡なのです。

他人は変えられない

自分の希望を満たす相手と恋愛がしたいなら、彼を理想の人物に仕立てるのではなく、あなた自身が理想に見合う人間になる必要があります。

恋人を変えようとするのではなく、自分が変わる努力をするのです。

彼がなかなか連絡をくれないなら、忙しくても連絡したくなるような女性になればいい。

彼の服装や食事マナーが気になるのなら、きっと同程度の「イマイチ」な部分があなたにもあるはずです。

まずはその部分を見つけて改善してください。

彼氏といっても他人であることに変わりはありません。

生きてきた環境やまわりの人間関係が違えば、習慣や価値観が異なるのは当たり前です。

彼へ期待をしてしまう人は「恋人も他人である」という意識が薄いことが多いです。

好きだったら理解し合えて当然だし、彼女の要求にはきっと応えてくれるだろうと考えています。

でも、他人である彼を変えることはやっぱりできません。

期待する恋愛は辛い

恋人へ期待を抱いてあれこれ物申してしまう人も悪気があるのではないでしょう。

彼のことが好きだから、ずっと長くいたいからこそ、だめな部分は直してほしい。

彼女からのお願いだったらできるでしょう?

そうした純粋な目で彼へ訴えるのです。

でも、よく考えてみてください。

彼のことが本当に好きなら、彼を変える必要はないはずです。

あなたの言う「だめな部分」も、彼にとっては「だめではない」から改善していないだけです。

期待する恋愛が辛いのは、恋人から期待通りのレスポンスがなかったときに「自分は愛されていないのでは?」と感じるからです。

ですが、そう感じているのはむしろ彼のほう。

彼女が愛しているのは「理想の彼氏」であって、自分自身ではないのだろう、と。

期待する恋愛は、双方にとって辛いものです。

期待しない恋愛とは?

期待しない恋愛は、ありのままの彼を好きになるところから始まります。

恋人へ期待をかけて変化を求めてしまうとき、あなたは「彼にないもの」と「彼がしてくれないこと」だけに目が向いています。

気に入らない彼の性格や習慣を、なんとか自分の理想へ近づけようと躍起になるのです。

期待しない恋愛をしたいなら、まずは「ないもの」ねだりをやめて、彼に「あるもの」と彼が「してくれること」に意識を向けることが大切です。

彼の髪型はイマイチでも笑った顔がかっこいいとか、洗濯物は脱ぎっぱなしだけどいつも送り迎えをしてくれるとか。

ありのままの彼のなかに「好きな部分」をたくさん見つけてみてください。

彼にはこんなに素敵な部分がある、私のためにこんなにしてくれている。

そうした部分を見つけていくと、次第に恋人のイマイチな部分も「まあいいか」と諦めがつくようになります。

この諦めは決して妥協ではありません。

彼という人間をまるごと受け入れる「愛」の姿です。

恋人を信じてみる

恋人への期待がやめられないのは、彼を理想化しているからです。

期待する恋愛はどちらにとってもストレスとなります。

恋人はあなたの理想を叶えるための手段ではないと自覚しましょう。

もし、ありのままの彼に「好きな部分」を見つけてもイマイチなところのほうが目立つとか、それ以上の要求をしてしまうなら、あなたは彼自身ではなく「彼氏」という存在に恋をしているだけです。

期待をやめられない相手は、運命の人ではないかもしれません。

恋人が自分の理想とかけはなれた部分を持っていると認めるのは、怖いことです。

ですが、恋人をまるごと受け入れることができたとき、二人の関係はより深いものへと昇華します

あなたも一度、恋人を幻想に閉じ込めるのはやめて、ありのままの彼を信じてみてはいかがでしょうか?

Writerこの記事をかいた人

ふみ

恋愛は人生を豊かにするひとつの材料です。苦しんだり辛い思いをしているのなら、本物の恋じゃないのかも。 恋愛はテクニックよりも思考法。どうすればもっと楽しく、幸せな気持ちで恋愛ができるのか一緒に考えていきましょう。 好きなものは、文学と哲学、おいしいコーヒー。