彼氏とのデート中、少しの沈黙でさえなかなか心地よいと感じれずに、気を遣って沈黙を埋めようと焦ってしまう女性は多いのではないでしょうか。
今回は、カップルに訪れる沈黙について考えていきます。
デートはしたいけど、沈黙が苦手という女性はぜひご一読ください。
彼氏との沈黙を心地よいと思えるようになるポイントさえ掴めば、もっと彼氏と一緒に過ごす時間が楽しくなるはずです。
沈黙も愛がある時間
恋人同士が向かい合って食事をしているシーンや、ベンチに肩を並べて座っているシーンを思い浮かべてみてください。
片方は愛する彼、もう片方は自分だと想像します。
ふたりに会話はなく、ただ時が静かに流れているだけ…。
思い描いたとき、心に沸々と湧き上がってくる感情はだいたい2つに分かれるかと思います。
『そんな時間が彼と過ごせたら最高に幸せー!』
もしくは、
『緊張するー!無理。何かしゃべってしまうー!』
同じように誰かに恋をし、同じようなシチュエーションに身を置いても、感じ方にこのような大きな差があるのはなぜでしょうか。
それはおそらく、沈黙を『敵』と感じるか『味方』と感じるかの違いなのでしょう。
憧れるのはどのシーン?
ラブストーリーを描いたドラマや映画の中で、あなたが憧れるのはどのシーンですか?
- 恋人同士が見事な早口で口喧嘩をするシーン
- 恋人同士で話が盛り上がり、双方がまくしたてるようにしゃべりまくるシーン
- 彼氏が静かに過ごしているのに、彼女がそれを壊すようにあれこれ話しかけるシーン。
- お互いを見つめ合い、黙っていても気持ちが通じ合うシーン。
今回のテーマでお伝えしたいことは、あなたが選んだ答えにより、もう導き出されています。
恋の一番素敵なところは、言葉さえいらなくなるほど通じ合えるところ だという事が。
沈黙を恐れないための6つのテクニック
- 会話がなくてもそばにいられるのは、彼女の特権という考え方を持つ。
- 沈黙しているときは、彼が今何を思っているのかを想像することに集中する。
- 沈黙に耐えられないときは、彼と手をつないでみる。
- どうしても黙っていられないときは、一言だけ発して、彼の反応を待つ。
- 沈黙しているときは、彼は私のことだけを考えてくれているときだと思って喜ぶ。
- 沈黙を破るなら、意味のない世間話ではなく、ふたりに関係する話題にする(デートの感想、彼への気持ちなど)。
「話が上手い」「話が面白い」と言われる人の特徴
ニュースキャスター、お笑い芸人、音楽アーティスト、女優などの中でも、
『話が上手い』と定評のある人は、仕事の幅をどんどん広げていきますね。
元スポーツ選手なのにバラエティ番組のレギュラーになったり、アイドルなのにニュースを紹介する人もいます。
きっと思いあたる人が何人かいるかと思います。
世間には『話が上手い人』や『話が面白い人』がいますが、その人たちをよく観察してみると、決して話し続けている訳ではありません。
話が上手い・話が面白いと言われる人たちには、『沈黙を恐れない』という共通の特徴があります。
他のゲストがワイワイしゃべっているときに、静かに腕組みをしてその場を見守ったり、質問されてもすぐには答えず、「そうですねぇ…」とじっくり時間をかけて考えたりします。
沈黙を上手に活用し、自分の味方につけている人の言葉というのは、鋭く重みのあるものに感じます。
演技力が評価されて賞を取った女優がインタビュアーから質問を受けたとき、
こんな点が楽しかった、ここは苦労した。と、べらべらと話せば、内容が薄っぺらく聞こえ、記憶にほとんど残りません。
でも逆に、質問されたとき、インタビュアーの目をじっと見つめ、ゆっくり言葉を選びながら話し始めたらどうでしょうか。
『さすが、大物女優』という印象を与えますね。
お笑い芸人の人達が、しきりと「間を取れ!」とか「間があかん」「間が悪いわ」とこだわっている、『間』も沈黙のことです。
男女関係においても、ふたりの絆を深く感じ、お互いを受け止め、一緒に感動していく体験をするには、『沈黙』は大事な要素です。
沈黙を楽しみ、沈黙を味方にできる女性は、恋人を酔わせることにも、場のムードを上げることにも長けています。
コミュニケーション能力にも長けているでしょう。
静かな沈黙の後に発する言葉というのは、鋭さや重さを相手に感じさせる効果をもたらします。
沈黙を恋に活用したいならこんな演出をしてみてください。
↓
さらに長い長い沈黙の時間が流れ、ようやく口を開いてぽつんと一言。
↓
「今日はまだ帰りたくない」
「もうちょっと一緒にいたい」
ふたりきりの静かな時間の中で、彼女からそんな言葉をもらえることは、男性にはたまらない瞬間です。
『どんなふうに』がポイント
人前で話すのが苦手だったり、緊張しやすい人ほど、
『何か話さなくちゃ!』と、自分で自分を追い詰めてしまうクセがあります。
実はまわりの人は何も感じていないのに、一人で焦ってべらべらしゃべり、収拾がつかなくなっていきます。
ケンカの時などには、それが明確に現れると思います。
でも、話すのが苦手な人、緊張しやすい人ほど、沈黙は沈黙のままにしておいたほうが居心地は良くなります。
また、話をするときにも『何を』話そうかという方にばかり意識を持っていくと、パニックを起こしてしまいます。
話が次々と変わっていくことは、相手にとっても理解が難しくなりますね。
一つの話をゆっくりと続けていけば、緊張はやわらいできます。
彼氏とふたりでいるときも、『次は何を話そう』と考えるのではなく、
自分は『どんなふうに話しているか』ということに意識を置きながら会話を進めていきましょう。
具体的には、以下のようなことに意識を持って進めていきます。
- 今の言い方、わかりにくかったかな。もうちょっと言葉を足そうかな。
- 声の大きさはどうかな。聞こえにくいかな。
- ちゃんと笑顔で話せているかな。
- 早口になってないかな。
まとめ
沈黙を心地良いと感じれる相手とのデートは、心と心で繋がっている気がして、最高に温かく優しい時間を過ごせます。
緊張していると自覚したときは、以下の2つのことを思い出しましょう。
大丈夫。彼はあなたの話術をチェックするためにデートに誘ったのではありません。
あなたのそばにいたいから、一緒にいてくれるのですよ。